手術を受けたコザクラインコのひなちゃんのご紹介です。

ひなちゃんは、4歳月の女の子です。毎月産卵していたが、７月からお腹が大きいけど生まないとのことで来院しました。診てみるとお腹に殻の厚い卵があるのが見つかりました。産道が閉じていて、卵が圧迫処置によって出せる状態ではないため、手術を行なうことになりました。

手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。次に卵管を切開し、卵を割ろうとしましたが、殻が固いため割れませんでした。そこでマイクロエンジンで殻を削って穴をあけ、内部を吸引し、少しずつ割って卵を摘出しました。その後卵管を摘出して閉腹し、術式終了しました。

卵が取れて良かったですね。もう卵は産みませんが発情はします。今後もしっかりと発情抑制をしていきましょう。

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