手術を受けたセキセイインコのぷくちゃんのご紹介です。

ぷくちゃんは、4歳3ヶ月の男の子です。6月にバードドックに来た際にレントゲン検査で、精巣腫瘍が見つかりました。ろう膜が茶色くなり、右精巣はまだ長径が1cm弱でしたが、左精巣は縮小していました。まず最初にリュープリンProの投与を行いました。1ヶ月後と2か月後のレントゲン検査で、右精巣が縮小したため、精巣摘出手術を行うことになりました。

手術は、まず腹壁を逆L字切開にて開腹しました。次に腸を除けて精巣を確認したところ、右精巣が腫瘍化が疑われる外貌をしていました。まず精巣の靭帯に止血クリップを掛けて血流を遮断し、次にレーザーメスで精巣靭帯を切断して、精巣を摘出しました。左精巣は縮小しており確認できませんでした。その後閉腹して術式終了しました。

術後に胃腸障害を起こして回復に時間がかかりましたが、徐々に回復し退院となりました。肉眼的には摘出できていますが、腫瘍からのマージンが取れていないので再発する可能性もあります。今後継続的に精巣をチェックしていきましょう。

Birds' Grooming Shop通販サイト

横浜小鳥の病院併設ショップ 鳥・うさぎ・小動物の最適な暮らしと看護をサポートする用品通販ショップ

インコ、オウム、フィンチの飼い主さんのニーズに応える「横浜小鳥の病院」併設ショップBirds Grooming Shop（バーズグルーミングショップ）です。

100％オーガニック原料のハリソンバードフード日本正規代理店。一般の方から動物病院・ペットショップ関係の方までお気軽にご相談ください。

ショップはコチラから