手術を受けたセキセイインコのピッピちゃんのご紹介です。

ピッピちゃんは、4歳6ヶ月の女の子です。1ヶ月前よりお腹が大きくなり、調子が悪くなったため近くの鳥の病院へ行き検査をしたところ、お腹の中に小さい卵が２つ入っているのが見つかりました。入院治療となり、調子が回復したため、手術を行うために紹介され来院しました。卵を摘出するため手術を行なうことになりました。

手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。お腹の中を確認すると腹膜炎で腸と卵管が癒着しており、卵管が摘出できない状態でした。そこで卵管を切開して卵を2つ摘出しました。その後卵管を縫合して閉腹し、術式終了しました。

卵が取れて良かったですね。この状態で排卵すると正常な卵ができないだけでなく、腹膜炎を起こす可能性があります。しっかりと発情抑制をしていきましょう。

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