【卵塞症・卵摘出】さくちゃん@ブンチョウ

手術を受けたブンチョウのさくちゃんのご紹介です。

さくちゃんは、5歳10ヶ月の女の子です。新潟県から来院されました。急に体重が増えたため近医を受診し経過を見ていましたが、卵白だけ排泄されたため、別の病院にてレントゲン検査を行なったところ、右翼を痛めたとのことで来院しました。レントゲン検査をしてみると、卵殻未形成の潰れた卵が停滞しており、右の肘関節が脱臼をしていました。卵は圧迫で出せない状態であったため、手術で卵を取ることになりました。

手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。次に卵殻腺を切開して卵を摘出しました。発情が止まっているため卵管が萎縮しており、卵管は取れないと判断し、卵管縫合後閉腹して術式終了しました。肘関節は整復しても外れてしまうため、整復ができませんでした。

卵が取れて良かったですね。今後はしっかりと発情抑制していきましょう。肘関節が整復できないため飛べなくなると思いますが、炎症が落ちつきましたら少しでも羽ばたかせて運動させましょう。

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