手術を受けたセキセイインコのちびちゃんのご紹介です。

ちびちゃんは、6歳1ヶ月齢の女の子です。以前に卵管摘出とヘルニア整復手術を受けたことがあります。4月から発情が続き、9月からお腹が大きいとのことで来院しました。検査をしてみるとお腹の中に嚢胞ができているのが見つかりました。卵巣腫瘍を疑い、試験開腹手術を行なうことになりました。

手術は、まず腹部を逆Ｌ字切開にて開腹しました。お腹の中を確認すると、卵巣付近に嚢胞ができており、以前に卵管切除の断端に液体が溜まっていました。卵管断端を切開して液体を除去し、できる限り卵管組織を除去して縫合しました。卵巣付近の嚢胞は液体を除去後、切除しました。その後閉腹し術式終了しました。

お腹が楽になってよかよかったですね。病理組織検査結果は卵管嚢胞でしたので、発情が原因と考えられます。今後はしっかりと発情抑制していきましょう。

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