【卵管破裂性腹膜炎】プルちゃん@コザクラインコ

手術を受けたコザクラインコのプルちゃんのご紹介です。

プルちゃんは、2歳2ヶ月の女の子です。10月初めにお腹が大きくなり、近医にて卵巣腫瘍と診断され来院しました。診てみるとお腹が張っており、検査により卵巣または卵管腫瘍が疑われました。取れるかどうかを見るため、手術を行なうことになりました。

手術は、まず腹部を逆L字切開にて開腹しました。お腹の中は腹膜炎を起こしており、腸の癒着が認められました。腸の裏側に大型の卵材が見つかり、これを除去したところ、卵管が壊死して卵管から卵材が飛び出していることが分かりました。そこでできる限り卵材を除去し、お腹の中を洗浄しました。破裂した卵管は、癒着していて摘出できないため、そのままに残すことにし術式終了しました。

腫瘍じゃなくて良かったですね。腹膜炎が治まれば、徐々にお腹の緩みが戻ってくると思います。次回までは安静を保ってくださいね。

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