手術を受けたコザクラインコのモモちゃんのご紹介です。

モモちゃんは、9歳10ヶ月の女の子です。他の鳥の病院で発情抑制していましたが、卵を産みそうなためホルモン剤の休止を指示されたら朝からおしりから赤い物が出ているとのことで来院しました。診てみると卵管重積を起こしており、反転した卵管が3cmほど脱出していました。卵管重積は整復できる病態ではないため、卵管摘出のために緊急手術を行なうことになりました。

手術は、まず反転して脱出した卵管を結紮して切除しました。次にお腹を逆L字切開して開腹しました。次に卵管間膜を半導体レーザーメスにて凝固切断して卵管を摘出し、術式終了としました。

間に合ってよかったですね。これで卵は産まなくなりますが、発情はします。今後もしっかりと発情抑制していきましょう。

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