【卵塞症・右卵材貯留】まろちゃん@ボタンインコ

手術を受けたボタンインコのまろちゃんのご紹介です。

まろちゃんは、2歳6ヶ月の女の子です。3日前からお腹が大きいとのことで来院しました。診てみるとお腹に卵が入っており、レントゲン検査をしてみると、卵の位置が変位していました。また右の下腹部に小指頭大のしこりがあるのも見つかりました。卵は圧迫では出せない状態であったため、手術を行なうことになりました。

手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。次に卵管を切開して卵を摘出し、その後左の卵管を全て摘出しました。右下腹部を確認したところ、右卵管内に卵材が溜まっているのが見つかりました。そこで右卵管を切開し、内部の卵材を摘出後、結紮して摘出しました。その後閉腹して術式終了としました。

こちらが右卵管から摘出した卵材です。

左右共に卵管が取れて良かったですね。今後もしっかりと発情抑制していきましょう。

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