手術を受けたオカメインコのまるちゃんのご紹介です。

まるちゃんは、2歳11ヶ月の女の子です。昨年12月にお腹が大きいため、鳥が診れる病院で診てもらったところ、卵が２つ詰まっていると診断されました。手術は50％の確率で助からないと言われ、セカンドオピニオンでも同様の見解だったため経過を見ていましたが、サードオピニオンで当院へ来院しました。レントゲン検査と超音波検査をしてみると殻のある卵と殻の無い卵が2つ入っており、卵塞症と診断し手術を行なうことになりました。

手術は、まず逆Ｌ字切開にて開腹しました。お腹の中を確認したところ、卵はすべて腹腔内に落ちており、卵墜症であることが分かりました。診断後にも卵墜が起こったようで、合計４つの卵が腹腔内にありました。そこでまず卵をすべて取り除き、その後卵管を摘出して術式終了としました。

こちらがお腹の中に落ちていた卵です。

お腹が楽になって良かったですね。今後も発情しないよう生活に気をつけていきましょう。

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