手術を受けたセキセイインコのときちゃんのご紹介です。

ときちゃんは、5歳4ヶ月の女の子です。３日前にお腹が大きいことに気づき来院しました。診てみるとお腹の左側に腹壁ヘルニアを起こしており、内部に卵が入っているのが分かりました。卵塞を伴う側腹部のヘルニアと診断し、整復手術を行なうことになりました。

手術は、まずヘルニア部分の皮膚をY字切開して剥離しました。次にヘルニア嚢を切開し卵管を露出しました。次に卵管を切開して卵を摘出しました。お腹の中を確認したところ、お腹の中にも殻の無い卵があるのが見つかりました。そこで腹部の皮膚を逆L字切開し、次に腹筋を切開して卵管を摘出しました。次に断裂した側腹部の腹筋を縫合しました。その後皮膚を整形して縫合し、術式終了しました。

お腹が戻ってよかったですね。ヘルニアは発情すると再発しやすいので、しっかりと発情抑制していきましょう。

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