【卵巣腫瘍嚢胞抜水】花ちゃん@セキセイインコ

手術を行ったセキセイインコの花ちゃんのご紹介です。

花ちゃんは、5歳10ヶ月の女の子です。1ヶ月前からお腹が大きいとのことで来院しました。診てみるとお腹が張っており、検査により卵巣に腫瘍ができているのがみつかりました。お薬で経過を見ていましたが、腫瘍が嚢胞状となったため、飼い主さんと相談し摘出できるかどうか試験開腹手術を行なうことになりました。

手術は、まずお腹の皮膚と腹筋を逆L字切開しました。次に肝後中隔を切開しようとしたところ、腸が癒着しており、逆L字切開をすることができませんでした。そこで腸が癒着していな部分から切開しお腹の中を確認したところ、嚢胞も腸と呼吸器に癒着しており、全て摘出できない状態であることが分かりました。そこで卵巣腫瘍の嚢胞を穿刺して内部の液体を除去して閉腹し、術式終了としました。

お腹はなかり楽になりましたが、再び水が溜まってくる可能性があります。お薬で経過を見ていきましょう。

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