【卵材停滞・ヘルニア整復】キーちゃん@セキセイインコ

手術を受けたセキセイインコのキーちゃんのご紹介です。

キーちゃんは、4歳11ヶ月の女の子です。1ヶ月前から卵があるかもしれないとのことで来院しました。診てみると、お腹にヘルニアができており、お腹の中に不整形の硬結物があるのが分かりました。検査により、硬結物は古い卵材であり、ヘルニア内には腸が脱出していることが分かりました。卵材摘出とヘルニアを征服するため手術を行なうことになりました。

手術は、まずヘルニアの皮膚を横切開して剥離しました。次にヘルニア嚢を切開して腸を露出し、さらに左上腹部の腹筋を切開して卵管を露出しました。卵材は卵管内壁に癒着していましたが、剥離して卵材をすべて摘出しました。その後卵管を摘出して、腸をお腹の中に戻しました。次に断裂した腹筋を縫合後、皮膚を整形して縫合し、術式終了しました。

お腹が戻ってよかったですね。ヘルニアは発情すると再発しやすいので、しっかりと発情抑制していきましょう。

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