【卵管畜卵材症・卵材摘出】まりんちゃん@セキセイインコ

手術を受けたセキセイインコのまりんちゃんのご紹介です。

まりんちゃんは、5歳10ヶ月の女の子です。8月からお腹が大きくなり、お腹を圧迫したら茶褐色の物体を排出したとのことで来院しました。診てみるとお腹が張っており、内部にしこりが触りました。検査により、卵管畜卵材症が疑われました。治療には手術が必要ですが、かなり肥満しており、内臓脂肪が多いことから痩せてから手術を行うことになりました。しかし再診時に突発的に喀水しましました。腹水が呼吸に入った可能性が考えられました。入院治療を行い、呼吸が落ち着いているため手術を行なうことになりました。

手術は、まずお腹を逆L字切開にて開腹しました。腹水を除去し、次に卵材が停滞している部分の卵管を切開し、卵材を排出しました。内臓脂肪に厚みのせいで術創が狭く、卵管を安全に摘出できないため、切開した部分の卵管縫合し、術式終了としました。

お腹が楽になって良かったですね。今後はダイエットを行い、しっかりと発情抑制をしていきましょう。

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