【卵塞症・卵管摘出】ぶんぶんちゃん@ブンチョウ
手術を受けたブンチョウのぶんぶんちゃんのご紹介です。
ぶんぶんちゃんは、2歳7ヶ月の女の子です。2日前からお腹が大きいとのことで来院しました。診てみると卵が入っており、レントゲン検査により卵が2つ詰まっているのが見つかりました。卵は圧迫で出せない状態であり、排便もできなくなっているため緊急手術を行うことになりました。
ぶんぶんちゃんのレントゲン画像です。卵が2つ入っているのが分かります。
手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。お腹の中を確認すると、排便が止まっているため、腸がソーセージ状に膨らんでいました。まず卵管を切開して卵を2つ摘出しました。次に卵管を摘出して術式終了しました。
術後はすぐに排便が始まらず危険な状態でしたが、何とか回復して腸が蠕動してくれました。間に合ってよかったですね。今後卵は産みませんが、発情はしますので、慢性発情にならないよう注意しましょう。
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