【卵黄性腹膜炎・卵管摘出】グリちゃん@セキセイインコ

手術を受けたセキセイインコのグリちゃんのご紹介です。

グリちゃんは、3歳3ヶ月の女の子です。ずっと発情しており、オスと交尾を繰り返していてお腹が大きいとのことで来院しました。診てみるとお腹が張っており、硬いゴツゴツしたものが触りました。検査により卵材が停滞しており、卵管畜卵材症を疑い手術を行なうことになりました。

手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。お腹の中を確認すると、腹膜炎を起こしており、卵黄が固まったものが複数落ちており、腸にこびりついていました。そこで固まった卵黄を取り除き、次に卵管を摘出しました。その後腹腔内をよく洗浄後、閉腹して術式終了しました。

こちらがお腹の中に落ちていた固まった卵黄です。

お腹が楽になって良かったですね。もう卵はできませんが、卵巣が残っていますので発情はします。発情が続くと再び卵黄がお腹の中に落ちる可能性がありますので、しっかりと発情抑制していきましょう。

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