【腹壁ヘルニア整復】もなかちゃん@ボタンインコ

手術を受けたボタンインコのもなかちゃんのご紹介です。

もなかちゃんは、5歳7ヶ月の女の子です。去年の春ごろにお腹が大きくなり、他院にて腹壁ヘルニアと診断されました。様子を見ていたところ、かなり大きくなってしまったため来院しました。診てみるとヘルニア内に空気が入っていました。腹気嚢の進展または気嚢破裂を疑い、ヘルニアの整復をするため手術を行なうことになりました。


こちらはもなかちゃんの造影撮影のレントゲン写真です。ヘルニア内に腸と空気が出てしまっているのが分かります。

手術は、まずお腹の皮膚をX字切開して剥離しました。次にヘルニア嚢を切開したところ、ヘルニア内に空気が溜まっていました。また腹気嚢も進展して空気が溜まっていました。長期間腸が脱出していたためか癒着があり、腸をすべてお腹の中に戻すことはできませんでした。そこでお腹に戻る分だけ腸を戻し、ヘルニア嚢を縫い縮めました。その後皮膚を整形して縫合し、術式終了しました。

腸はすべて戻りませんでしたが、空気がたまらなくなり、お腹もかなり小さくなりました。発情するとヘルニアが進行しやすいので、しっかりと発情抑制していきましょう。

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