【卵塞症・卵管摘出】お母さん@セキセイインコ

手術を受けたセキセイインコのお母さんのご紹介です。

お母さんは、8歳の女の子です。健康診断で来院しましたが、お腹に腹壁ヘルニアと硬いものが触るためレントゲン検査を行ないました。するとお腹の中に表面がボコボコになった卵が入っているのが見つかりました。かなり古い卵詰まりと診断し、手術を行なうことになりました。

手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。次に卵殻腺を切開して古い卵を摘出しました。卵管内には他にも卵材が入っていました。また卵管采付近には嚢胞ができているのが見つかりました。嚢胞内の貯留液を除去し、その後卵管を摘出しました。そして腹壁ヘルニアも整復して術式終了しました。


コチラが摘出した卵(左)と卵材(右)です。卵殻にカルシウムが付着して、ボコボコに変形しているのが分かります。

卵が取れて良かったですね。卵管の嚢胞は全て摘出できる状態ではなかったため、腫瘍だった場合は成長したり水が溜まる可能性があります。今後もお薬で経過を見ていきましょう。

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