【多重卵塞症】ピーちゃん@オカメインコ

手術を受けたオカメインコのピーちゃんのご紹介です。

ピーちゃんは、9歳4ヶ月の女の子です。お腹が大きいことに気づき、鳥が診れる病院にて診察を受けたところ、2つ卵が詰まっているのが見つかりました。手術が必要なため、当院を紹介され来院しました。診てみると、お腹に卵が2つあり、圧迫による排出は不可能と判断し、手術を行なうことになりました。


コチラはピーちゃんのレントゲン画像です。卵が2つ入っているのが分かります。

手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。お腹の中を確認したところ、1つはお腹の中に落ちていました。そこで卵に穴を開けて内部を吸引し、殻を摘出しました。次に卵が停滞している部分の卵管を切開し、卵を摘出後、卵管を摘出しました。クロアカ内に小さなポリープが複数できていたため切除し、術式終了しました。

退院時のピーちゃんです。お腹が楽になって良かったですね。今後も発情しないよう生活に気をつけていきましょう。

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