【体腔内卵殻摘出】ピピタちゃん@ブンチョウ

手術を受けたブンチョウのピピタちゃんのご紹介です。

ピピタちゃんは、4歳2ヶ月の女の子です。2日前に他院にて卵詰まりと診断され、圧迫による排出処置を行いましたが、卵管内で割れてしまい、処置後から元気がないとのことで来院しました。診てみると血色が悪く、かなり調子が悪い様子でした。レントゲン検査をしてみると、潰れた卵殻が入っており、肺炎も起こしていました。その時に卵成分が排出されたか飼い主さんに聞いたところ、出なかったとのことでした。手術をしないと卵殻が出せず、卵成分による腹膜炎を起こす可能性がありましたが、まずは肺炎治療を先に行うため入院となりました。治療に反応して調子を取り戻し、肺炎も治癒したため、初診から9日後に卵殻を取り除く手術を行なうことになりました。

手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。お腹の中を確認したところ、卵殻はお腹の中に落ちていました。卵管をさかのぼって、卵管采からお腹の中落ちたようです。卵管は発情が止まったため縮小しており、摘出はせずに術式終了しました。

卵殻が取れて良かったですね。今後しっかりと発情抑制をしていきましょう。

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