【卵墜症・卵管摘出】とのちゃん@コザクラインコ

手術を受けたコザクラインコのとのちゃんのご紹介です。

とのちゃんは、2歳の女の子です。11月初めに卵詰まりに気づき、近医にて圧迫排出を試みたところ、卵が割れてしまい排出できませんでした。病院で様子を見ることを指示されましたが、食欲が無く卵が出ないため当院へ来院しました。診てみるとお腹に割れた卵が入っており、痩せてかなり調子が悪くなっていました。すぐに対処しないと回復が見込めないと判断したため、翌日手術を行なうことになりました。

手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。お腹の中を確認するとお腹の中に割れた卵が落ちており、卵材性腹膜炎を起こしていました。卵の殻を摘出し、その後卵管を摘出して、お腹の中をよく洗浄して、術式終了しました。

手術が間に合ってよかったですね。お腹の中に卵が落ちてしまっているのを気づかずにお腹を押して卵が割れてしまったと考えられます。数日遅れていたら助からなかったと思います。しっかり食べてもらって体力回復に努めましょう。

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